ギリシア神話 /
この星座の固有名のある星について
【学名】 Capricornus 【略符】 Cap
【英名】 the Sea-Goat
【日本名】 やぎ(山羊)
【面積】 413.95平方度
【20時子午線通過】 9月30日 |
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やぎ座は初秋の夜空に見える逆三角形型の星座で、黄道12星座の第10座にあたります。
今から2000年ほど前までは、太陽がもっと南に下がる黄道上の冬至点が山羊座にありました。
冬至の日をさかいに太陽がふたたび高くなって光をましてくるところから、このあたりを「太陽の南の門」と呼んで、
山羊座を吉兆の星座としていたそうです。
星図には、山羊座は普通の山羊の姿ではなく下半身が魚の姿で描かれていますが、
これはギリシア神話で牧神パーンの姿だといわれているからです。
また、古代ギリシャではこれをパーンの神話とは別に、神々の門で人の魂はここをくぐって天国へ昇ると信じられていました。
ただし、この山羊の形は古くバビロニヤの彫刻に現れていて、それがギリシャに伝わったもので、魚の尾はユウフラテスの
谷の冬季の雨や洪水を意味するもので、すべての惑星がここに集まれば世界は滅びると信じられていました。
ローマでは、アウグストゥス皇帝がこの星の下で生れたとして神聖な星座になっていたそうです。
また中国の十二宮では、やぎ座を「磨羯宮(まかっきゅう)」と呼んで伝説の磨羯の魚の形としています。 |
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