【星座を構成する固有名のある星】
・α星(4.3等)アクベンス - Acubens
アラビア語のアル・ズバナー(つめ)で、正式にはズバン・アス・サラタン・アル・ジャヌビ(蟹の南のつめ)であったといわれています。
・β星(3.5等)アルタルフ - Al Tarf
アラビア語で「足の先,または終点」の意味です。
・γ星(4.7等)アセルス・ボレアリス - Asellus Borealis
ラテン語で、「北の小さなロバ」という意味です。
・δ星(3.9等)アセルス・アウストラリス - Asellus Australis
ラテン語で「南の小さなロバ」という意味で、γ,δの両方をプレセペ星団(かいばおけ)から餌を食べる2匹のロバと考えて、
この名前が付けられました。
神話では、この2匹のロバは鍛冶の神ヘパイストスと酒神デュオニソスが乗っていたもので、神々が巨人族と戦ったとき、
鳴き声で敵を追い払った功績で星にされたと伝えられています。
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