【星座を構成する固有名のある星】
・α星(4.0等)ルクバト - Rukubat
アラビア語の「ルクバト・アル・ラミ(射手のひざ)」からきたもので、「ひざ」という意味のローマ文字読みです。
・β星(等)アルカブ - Arkab
アラビア語の「アル・ウルクブ・アル・ラミ(射手のアキレスけん)」で、
β1星アルカブ・プリオル(3.9等星)とβ2星アルカブ・ポステリオル(4.3等星)の肉眼二重星です。
・γ星(3.0等)アル・ナスル - Alnasl
アラビア語の「矢の先端」という意味で、いて座の持つ矢の先端に位置する星です。
・δ星(2.7等)カウス・メディア - Kaus Media
スペクトル型 K3Va
アラビア語の「アル・カウス(弓)」とラテン語の「中央」が合わせられたもので「弓の中央」を意味します。
・ε星(1.9等)カウス・アウストラリス - Kaus Australis
スペクトル型 B9.5V
δ星と同じく、アラビア語とラテン語を合わせたもので、「弓の南の部分」という意味です。
・ζ星(2.6等)アスケラ - Ascella
スペクトル型 A2V+A4W
ラテン語で「わきの下」という意味です。
・λ星(2.8等)カウス・ボレアリス - Kaus Borealis
δ星やε星と同じく、アラビア語とラテン語を合わせたもので、「弓の北の部分」という意味です。
・σ星(2.0等)ヌンキ - Nunki
スペクトル型 B2.5X
「海の始まるしるし」という意味の言葉で、シュメール語に由来するといわれています。
この星が出てくると、海に関係する星座(みずがめ座・くじら座・うお座・いるか座・みなみのうお座)が続いて出てくることから
この名で呼ばれます。
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