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ほうおう座は晩秋、南側の地平線上に上半分だけを
かろうじて見ることのできる星座です。
星座の形は1つの2等星と2つの3等星が形作る二等辺三角形に、
その周囲を4等星以下の暗い星がいくつもちりばめられたように広がっています。
それほど目立つ星座ではありませんが、
周囲に明るい星があまりないので条件のいい場所と時間であれば、
地平線上にポツンと浮かぶ姿を見つけることができます。 ほうおう座の鳳凰とは、古代ギリシア周辺で信じられていた不死鳥のことです。 伝説によると不死鳥はインドに住み、500年の寿命を終えると 自ら炎の中に飛び込んで、再び炎の中から蘇るという鳥です。 ヨーロッパでは、不死鳥はその名のごとく不死と再生の象徴とされ、 後世では処刑から3日後に復活したキリストのシンボルとされたこともあります。 |