ふうちょう座はケンタウルス座の南側、天の南極近くにある星座で、星座を構成する星は3個の4等星の他は暗い星しかない小さな星座です。
1603年にバイエルが出版した「ウラノメトリア星図」に採用された南天12星座のひとつですが、実際初めてこの星座を風鳥と記述したのは南方へ航海した探検家のひとり、オランダのテオドルスであったといわれています。
風鳥(ふうちょう)とは、ニューギニアなどに生息する極彩色の羽を持つ美しい鳥で、大航海時代以降、ヨーロッパで珍重されました。その時なぜか足を切りとって輸出されたため、ヨーロッパで「決して木に止まらず、風に乗っていつも空を飛んでいる鳥」と言われていたことから付けられた名前です。
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