インディアン座は夏の終わりから秋にかけて、日本の南の地方であれば、地平線すれすれに見える星座です。
Y字のような星座の形をしていて、星図ではインディアンが弓を構え、左手に矢を持つような姿で描かれます。星座を構成する星は3等星が1つで、あとは4等星以下の暗い星ばかりなので、日本ではほとんど馴染みのない星座です。
この星座を設定したのは、16世紀の航海家たちといわれていて、バイアーが17世紀の初めに星図に記したことで正式に星座として認められました。
古い日本語の訳では、インディアン座を「印度人座」と訳することもあったそうですが、これは勿論誤りで、コロンブスがアメリカ大陸を終生インドだと思い込んでいたことから、このような弊害が起こったようです。
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