テーブルさん座は天の南極を挟んで、はちぶんぎ座とほぼ対称の場所に位置する星座で、数個の5等星があるだけの小さな目立たない星座で、かじき座との境界線上に
大マゼラン雲
がテーブル山にかかる雲のように描かれます。
テーブル山とは、この星座の設定者ラカイユが、南天の空の観測をしたアフリカ南端の街、ケープタウンの南側にある海抜1087mの山で、頂上部分が切り取られたように平らになっています。
気候により頂上付近に雲がかかり、地元の人々はこれを「テーブルかけ」と呼んでいました。テーブルさん座にもすぐそばに大マゼラン雲があり、ラカイユはこれも意識してテーブルの名を付けたのではないかといわれています。
|