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ギリシア神話 / この星座の固有名のある星について


おひつじ座

【学名】 Aries 【略符】 Ari
【英名】 the Ram
【日本名】 おひつじ(牡羊)
【面積】 441.40平方度
【20時子午線通過】 12月25日

 おひつじ座は秋から冬に季節がうつろうとしている時、夜空の一角に姿を現す星座です。 アンドロメダ座の南に星3つが細長い二等辺三角形を作るさんかく座のすぐ下に、 もう1つこれと似たいびつな三角形を形作る2等,3等,4等の3個の星が、おひつじ座の頭の部分にあたります。
  この星座は黄道12星座の第1座のもっとも重要な星座として注目されていました。 それは、毎年3月21日ごろの春分の日に、太陽は黄道が天の赤道を南から北へ通過する春分点にさしかかり、 昼と夜の長さを同じ時間に分けることになるのですが、現在魚座の西部にあるその春分点は今からおよそ2000年前の ギリシアの天文学者ヒパルコスが黄道12宮の起点を定めた頃には牡羊座にあったからです。
  そしてこの星座の2等星ハマルは、「羊の頭」を意味し、距離80光年にある私達の太陽によく似た星です。 左耳にあたるベータ星をシェラタン「合図」ともいうのは、昔牡羊座に春分点があったころの春の合図とされたためと いわれています。また左の角にあるガンマ星は史上3番目に発見された美しい2重星です。
 中国の二十八宿では「婁宿(ろうしゅく)」と言われます。  また、徳川時代の日本では、この星座の形を足で踏んで風を送るフイゴにみたてて、「たたらぼし」と呼んでいたそうです。


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NGC772銀河

おひつじの胸の辺りに位置するSb型の渦巻き銀河です。

+- 天体写真家北原勇次さん撮影 -+




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