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ギリシア神話 / この星座の固有名のある星について


ケフェウス座

【学名】 Cepheus 【略符】 Cep
【英名】 Cepheus
【日本名】 ケフェウス
【面積】 587.79平方度
【20時子午線通過】 10月17日

 ケフェウス座は、古くから知られていた星座で、 紀元前6世紀頃からカルデアで知られていたと言われていて、フェニキアではケーフという名前で記録され、ギリシア神話の原形として現れています。
 星座の全体の形は、とんがり家のようないびつな5角形をしていますが、暗い星ばかりなのであまり目立ちません。 ただ、この星座のμ(ミュー)星ガーネットスターは、その名のとおり赤く美しい色の星として知られています。(下-写真参照)
 また、この星座のα(アルファ)星アルデラミンは、西暦7500年頃肉眼で見える星の中でもっとも天の北極に近い星となり、 その前後千数百年の間、北極星になることが予想されています。
 もう1つ重要な星は、変光星δ(デルタ)で、この星は星自身が脈を打つように大きく膨らんだり縮んだりしながら、 5日と8時間48分という正確な周期で4.1等から5.2等まで規則正しく変光しています。
 また、ギリシア神話にちなんで 『カシオペヤ座,アンドロメダ座,ケフェウス座,ペルセウス座』 の4星座は、 秋の夜空を飾る
『古代エチオピア王家の4星座』 と呼ばれています。

NGC7023
NGC7023

中心にある7等星の光りによって輝いている反射星雲で、 一説によると、ガス中に飛び込んだ恒星が突き進みながら辺りを照らし出しているところだと言われています。




ガーネットスター
μ星
Garnet Star(ガーネットスター)

深紅色の星として知られています。肉眼では確認がむずかしいですが、双眼鏡や低倍率アイピースで見ると濃い赤色の星のようすが分かります。 見る人によっては、この星が赤に見えたり、濃いオレンジだったり、紫だったりと明るさと同時に色も変化して見えることが報告されているそうです。

+- 写真は天体写真家北原勇次さん撮影 -+



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