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M20(NGC6514) Trifid Nebula(三裂星雲) いて座 散光星雲
赤経18h02.4m 赤緯−23゜02′ 光度9.0等 視直径29′×27′ 距離2200光年
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 いて座のM8干潟星雲 のすぐ北3度のところに位置する散光星雲で、 通称「三裂星雲」と呼ばれる、M8と同様に巨大な星雲物質の複合体の一部だと考えられている天体です。

 三裂と呼ばれる由縁となった場所は、星雲(ピンク色の方)の明るい部分に見られ、 この場所は「HN40」または「GC24537」という多重星を中心として、暗黒星雲によって3本の黒い亀裂が外へ放射状に走っているのが見られる部分です。 星雲自体は、この内部に輝く多重星によって照らし出されています。すぐ北に青い散光星雲が隣接しているので写真では美しいコントラストを見せてくれる星雲です。 また、このM20三裂星雲とM8干潟星雲は、巨大なHU領域の各部分にあたるのではないかとも考えられていますが、いまだ謎のままです。

 双眼鏡では、明るいM8と同視野に淡い光芒が見える程度、10cmほどの望遠鏡では、はっきりとはしないながらも、 三つに分かれた部分が確認できます。20cm以上の望遠鏡では、三裂と呼ばれる光の明暗がはっきりしてきて、美しい眺めとなり、 すぐ北東には散開星団M21も位置しているので、とても楽しめる天域です。

 M20は、1747年に、M8の調査中だった、ル・ジャンティユによって発見され、1764年に、暗い星団として、シャルル・メシエに再発見されました。 その後、アドミラル・スミスの観測によって「美しい三重星をかこむ、中心部がぽっかりあいた特異な光によって輝いている」と詳細に記され、 ウィリアム・ハーシェルも、奇妙な形の暗いすじによって分割された目立つ星雲物質を発見し、最も明るい部分が四つに分離している天体としてカタログに加えました。 ジョン・ハーシェルは「奇妙な部分に分かれ、3個の不規則な形をした明るい星雲状のかたまりからできている。 外側へ向かうにつれて、内側の縁は非常にあかるい。ここで溝は突然荒々しく曲がって、星雲の光をまったくかき消してしまう。 美しい三重星が内部の空白の二つの溝に分岐する場所の星雲物質の一つの端の上に正確に位置している」と書き記し、 彼がこの時初めて、この星雲を「三裂星雲」と呼んだ人でもあります。


+- Photographer Yuuji Kitahara -+




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