【星座を構成する固有名のある星】
・α星(0.4等)プロキオン - Procyon,Procion,Prochion
スペクトル型 F5W-X
ギリシア語のプロキオンをラテン語化したもので、「犬の前に」という意味です。おおいぬ座のシリウスより先にのぼってくるので
こう呼ばれるようになったといわれます。
日本では「色白」と呼ばれていましたが、これはこの星の色からそう呼ばれていたもので、
これに対して、おおいぬ座のα星シリウスは「南の色白」と呼ばれていました。
・β星(2.9等)ゴメイサ - Gomeisa
スペクトル型 B8Xe
アラビア名アル・グマイサー(かすかなもの,涙ぐんでいるもの,泣いているもの)からきた名前で、
本来はこいぬ座全体を指す名前だったのが、この星の固有名になったものです。
α星プロキオンが、おおいぬ座α星シリウスよりも弱い光で輝いていることから、このような名前がついたものと考えられています。
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