【星座を構成する固有名のある星】
・α星(4.0等)アキルバ - Alchiba
アラビア語のテントという意味の言葉です。砂漠に張ったテントの形をからす座の4星にみたものであるといわれ、
もともと、からす座全体を指す名前だったものがこの星の固有名になったものです。
・β星(2.7等)クラズ - Kraz
スペクトル型 G5U
この星の固有名の意味は解っていません。
・γ星(2.6等)ギェナ - Gienah
スペクトル型 B8Vp
アラビア語のアル・ジャナハ・アル・グラブ・アル・アイマン(からすの右の羽)からきたもので、
羽根を意味する名前ですが、現在の星座絵では左の羽根に位置するので、
昔の星図が天球儀と同じで天球を外からみた図になっていたせいで、左右が逆になっていると考えられています。
・δ星(3.0等)アルゴラブ - Algorab
アラビア語のアル・グラブで、からすの意味とされています。
この星は二重星で「黄色の3.0等星と紫色の8.4等星」、小口径の望遠鏡で分離することができます。
|