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ギリシア神話 / この星座の固有名のある星について

からす座

【学名】 Corvus 【略符】 Crv
【英名】 the Crow
【日本名】 からす(烏)
【面積】 183.80平方度
【20時子午線通過】 5月23日

 からす座は夏の夜空に見られる小さな星座で、 小さな四辺形をしたこの星座からカラスを連想するのはちょっと難しいかもしれません。

 ギリシア神話ではアポロンの使いの白銀のからすとして知られています。
 イギリスでは「スパイカのスパンカー」という別名があります。 このスパンカーというのは、大型帆船の最後部の帆柱の下に張る縦帆のことで、 昔、星を頼りに航海した船乗りの間で言い広められた名前です。
 日本では、からす座の4つの星を「四星(しぼし)」「四つ星」や、スパンカーと同じようなイメージで「帆かけぼし」、 「枕星」や「はかま星」と呼ばれ、これもこの星座の形からきています。他にも「皮はり星」「むじなの皮」など、 猟師がムササビやムジナをつかまえて、その皮をはいで四つ足に釘を打って乾燥させるときの形をイメージした呼び名もありました。
 中国の二十八宿では「軫宿(しんしゅく)」と呼ばれ、アラビアではこれを砂漠で張る天幕の形とみて「アル・キバ」と呼んだそうです。




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