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【 エリダヌス座を形成する固有名のある星について 】

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【星座を構成する固有名のある星】

・α星(3.8等)アケルナル - Achernar
 スペクトル型 B3Xpe

 アラビア語のアル・アキル・アル・ナール(川の果て)で、もともとθ(シータ)星の名前だったといわれていますが, この名前の通り日本からは地平線の彼方、エリダヌス座川の果てに位置します。

・β星(3.5等)クルサ - Cursa,Kursa
 スペクトル型 A3V

 アラビア語のアル・クルシイ・アル・ジャウザ(巨人= オリオンの足台)からきたものです。 もともとは、エリダヌス座β,λ,φ星と,オリオン座τ星を加えた星々にこの名前が付いていたので、 当時はオリオンと結びつけて見られていたものと考えられています。

・γ星(3.0等)ザウラク - Zaurac,Zaurak
 アラビア名アル・ナイル・アル・ザウラク(舟の輝く星)で、 「ほうおう座のα,β,γ,κ,μ,ν星」を結んでできるV字型を船の形と見ていたことから出た名前であるといわれ、 本来は、ほうおう座α星の固有名であったのが誤って、この星に付けられたものと言われています。

・δ星(3.5等)ラナ - Rana
 この星の固有名の意味は解っていません。

・η星(3.9等)アザー - Azha
 アラビア人がβ星に書いた「オリオンの足台」に、この星座のο1星などいくつかの星を加えて、Azhaアジャー(だちょうの巣)と呼んでいました。 この星の固有名は、そこからきたものだと考えられています。

・θ星(3.2等)アカマル - Acamar
 α星の固有名アナケルと同じ意味です。本来α星の名前であったのが、 13世紀にアラビア人によって作成された星表「アルフォンゾ星表」以来、この星の固有名になったものと考えられています。

・ο1星(4.0等)ベイド - Beid
 アラビア語のアル・バイド(卵)で、η星に書いた「だちょうの巣」の近くに位置することからこの名前がついています。

・ο2星(4.4等)ケイド - Keid
 アラビア語のアル・カイド(卵のから)からきていて「だちょうの巣」から外に投げ出された卵だといわれています。

・τ2星(4.8等)アルゲテナル - Argentenar
 アラビア語のアル・ヒナヤト・アル・ナール(川の曲がり角)からローマ字化されたものとされています。

・υ1〜7星 テーミン - Theemin
 アラビア語のアル・タウアマン(双子達)が語源とされ、υ1からυ4星までが近くに並んでいることからこの名前が付いたと言われています。









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