【星座を構成する固有名のある星】
・α星(5.2等)ズベン・エル・ゲヌビ - Zuben el Genubi
アラビア語のアル・ズバン・アル・ジャヌービヤー(南の爪)で、この部分がさそり座の一部と考えられていたころにつけられた名前です。
別名をキファ・アウストラリス、天秤の皿を意味する言葉で、アラビア語とラテン語が合わせられてこう呼ばれます。
・β星(2.6等)ズベン・エス・カマリ - Zuben es Chamali
スペクトル型 B8X
アラビア語のアル・ズバーン・アル・シュマーリヤー(北の爪)で、α星と同様の意味です。
この星は別名キファ・ボレアリス(北の皿)と呼ばれ、これは、この星が天秤の北側のはかり皿に位置することからこう呼ばれます。
・η星(5.9等)ズベネン・エル・ハクラビ - Zuben el Hakurabi
もともと、さそり座のγ星に与えられていた名前で、α星と同じ「南の爪」の意味です。
現在さそり座γ星は存在していないので、20番星であるとするものや、η星とするもの、γ星とするものがあって、
この名前の星の場所について混乱しているようです。
・δ星(4.9等)ズベン・エラクリビ - Zuben Elakribi
この名前もη星と同じ語源といわれますが、この星も場所と名前について混乱しています。
|