【へびつかい座を構成する固有名のある星】
・α星(2.1等)ラス・アルハゲ - Ras Alhague
スペクトル型 A5V
アラビア名でラス・アル・ハワー(蛇を持つ者の頭)です。
・β星(2.8等)ケバルライ - Cebalrai
スペクトル型 K2V
アラビア語でカルブ・アル・ライ(羊飼いの犬)とされていますが、
別の説には、アラビア語のよく似た綴りの犬と心臓の誤りで、本来は「羊飼いの心臓」の意味とされています。
・γ星(3.8等)ムリフェン - Muliphen
おおいぬ座のγ星と同じ名前ですが、意味は解っていません。
・δ星(2.7等)イェド・プリオル - Yed Prior
スペクトル型 M0.5V
アラビア語のイアドyad(手)と、ラテン語Prior(前のほうの)が一緒になったものです。へびつかいの手に位置する2つの星の手先に近い方の星で、バイアーによって名付けられたといわれています。
・ε星(3.2等)イェド・ポステリオル - Yed Posterior
アラビア語のイアドyad(手)と、ラテン語Posterior(後ろのほうの)が一緒になったもので、δ星と並んでへびつかいの手先に位置する星です。
・η星(2.4等)サビク - Sabik
スペクトル型 A2X
アラビア語のアル・ザビク・アト・ターニ(第2の勝利者)で、ζ星が第1の勝利者であるのに対して付けられた名前で、
それぞれへびつかいの両膝に位置する星なので、この巨人が怪物さそりを踏みつけて勝ったという話に由来するものだと言われています。
・λ星(3.8等)マルフィク - Marfic
アラビア語のアル・マルフィク(ひじ)の意味で、この星がへびつかいの左肘に位置することからこの名前がつけられました。
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