ギリシア神話 /
この星座の固有名のある星について
【日本名】 へび(蛇) 【学名】 Serpens 【略符】 Ser 【英名】 the Serpent
【面積】 636.93平方度 【20時子午線通過】 頭部 7月12日 / 尾 8月17日
【日本名】 へびつかい(蛇遣) 【学名】 OPhiuchus 【略符】 Oph
【英名】 the Serpent Bearer 【面積】 948.34平方度 【20時子午線通過】 8月5日
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へびつかい座とへび座は夏の大三角形と蠍座のSカーブの間に挟まれた場所にあり、
細長い五角形をしていて五角形の一番下の辺りを蛇座と共有しています。
上の星座写真左隅に見える光の帯は天の川です。
星図では蛇をつかんだ男の姿として描かれ、掴まれた蛇は蛇遣い座の一部とされていましたが、
のちに、プロレマイオスによって独立した星座となりました。
星座名の「Ophiuches」はギリシア語で「蛇をつかむ人」という意味で、
星座としての歴史は古く、バビロニアの「怪獣」と「竜」の星座にこの星座の原型が見られます。
ギリシア神話では、ギリシアの名医アスクレピオスの姿といわれ、
そして蛇は、医術の象徴であると同時にアスクレピオスの使いであるといわれています。
中世キリスト教世界では、この蛇を持つ巨人は旧約聖書の出エジプト記にでてくるモーセが
青銅の蛇をあげる姿だといわれていますが、この場合の蛇も不思議な癒しのしるしとして見られます。
へび座には、球状星団のM5や、わし星雲の愛称で知られるM16、「いて座・たて座・へび座」の境界にある
満月ほどの大きさの散光星雲M17オメガ星雲などがあります。
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M5 球状星団
へび座の頭部、おとめ座との境界近くに位置する、北天ではM13に次ぐ明るさを持つ美しい球状星団です。
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M16 わし星雲
へび座の尾の部分と、たて座の境界付近に位置する星雲です。巨大な散光星雲に埋もれた散開星団で、
その姿から通称 「Eagle Nebula(わし星雲)」 と呼ばれています。
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