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星座神話に登場するギリシアの神々

+- アプロディテ Aphrodite -+


主な登場星座: 乙女座 / 南魚座



美と愛をつかさどる女神です。
ローマ名のヴェヌス(venus)を英語読みにするとヴィーナスで、
有名なミロのヴィーナスや、メディチのヴィーナスなどの有名な彫刻をはじめとして、
数多くの名画に描かれる、愛と美の女神です。
存在そのものが美、そして仕事は神々や人間の心に愛を生みだすこと、
という羨ましいかぎりの神様ですが、気高く崇高な愛や相思相愛の恋愛ばかりでなく、
愛の苦しみや悲しみ、そして憎しみを与えることを忘れませんでしたから、
アプロディテのあるところ、つねに愛憎の壮絶な物語がくりひろげられます。

ゼウスが人間くささを体言する神様だとすれば、
アプロディテは女性の人間性を体言する女神。
彼女はたくさんの男性神から贈り物とともに求婚されたのをはねつけて、
贈り物の代りに「絶対に浮気をしない」という誓いをたてた
醜いヘパイストスと結婚しています。さすがの神々もこれには驚いたといいますが、
その後彼女は多くの神と浮気をし、子供まで作っています。
星座の神話には恋物語が多いため、彼女の出番も比較的多いのですが、
彼女自身が主人公になることはあまりないようです。



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