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春の星座
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おとめ座
ギリシア神話
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各国の神話や伝説
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この星座の固有名のある星について
【学名】 Virgo 【略符】 Vir
【英名】 the Virgin
【日本名】 おとめ(乙女)
【面積】 1294.43平方度
【20時子午線通過】 6月7日
おとめ座は晩春から初夏にかけての夜空に見える星座で黄道12星座。 全天で2番目に大きな星座です。その姿は星図で翼の生えた乙女の姿で描かれ、 1等星スピカのある左手に麦の穂を持っていて、スピカとはラテン語で「穀物」の意味を表しています。
この星座の神話は様々なものがありますが、ギリシア神話では、麦の穂を持っていることから農業の女神デメテルとする説が多いようです。
(ギリシア神話参照)
他にも正義の女神アストラエアとするものもあって、おとめ座の隣に位置するてんびん座は、女神アストラエアが正邪を計った天秤といわれています。
またエジプトでは、オシリスの神の后女神イシスの姿だといわれ、バビロニアでは女神イシュタルの姿とされました。
(その他の神話参照)
スピカ
春の大曲線
春の大三角形
春の宵の南天でただひとつぽつんと輝くスピカの穏やかな白色の光は、 清純な乙女を思わせることから、日本では『真珠星』とも呼ばれます。 太陽からの距離は350光年、表面温度22.000度という高温の星で、 マイナス2等の主星とマイナス0.3等の伴星のふたつがくっつきあって、 わずか4日の周期の猛烈なスピードでぐるぐるとまわりあっているという星です。
北斗七星の柄のカーブをそのまま延ばして、おとめ座のスピカと、うしかい座のアルクトゥルスをつなげて出来る曲線を 『春の大曲線』, おとめ座のスピカと、うしかい座のアルクトゥルス、しし座のデネボラをつなげて出来る三角形を 『春の大三角形』といいます。
NGC4567.4568衝突銀河
おとめ座の右肩あたりに位置する、渦巻き銀河同士が衝突しているものと考えられています。別名「シャム双生児」と呼ばれています。
M104銀河-ソンブレロ
おとめ座とからす座の境界付近に位置するSb型の渦巻銀河で、 距離は4100万光年、渦巻銀河をほぼ真横から見た姿で、実直径が14万光年もある巨大な銀河です。 メキシコのソンブレロという帽子に似ていることから、ソンブレロ星雲と呼ばれます。
NGC5746 銀河
Sb型の非常に淡い銀河で、空の条件が良ければ20cmでもかすかに確認できます。
M90 銀河
かみのけ座とおとめ座の境界付近に位置するSb型の渦巻き銀河で、距離はおよそ4100万光年です。
M61 銀河
おとめ座とかみのけ座の境界付近にあるSc型の渦巻銀河で、距離はおよそ4100万光年です。 メシエ天体の中では比較的大きな銀河で、過去に3回、超新星の出現が記録されています。
+- 写真は天体写真家北原勇次さん撮影 -+
+- Yumi's Room Top -+
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