星座神話に登場するギリシアの神々 +- ヘーラ Hera -+ 主な登場星座： ヘルクレス座 / 蟹座 他  ヘーラは大神ゼウスの姉にして正妻であり、結婚を司る神です。 姿は非常に美しかったのですが夫ゼウスの浮気が激しかったためかかなり嫉妬深く、 神としての権力はほとんどの場合、ゼウスに対する浮気の報復に使われました。 神話ではその恐ろしいくらい嫉妬深い面ばかりが強調されていますが、 実際には優しさと美しさを合わせもった女神であったはず…。 愛する夫に裏切られ続けて、 身を引き裂かれるような嫉妬に苛まれていく女神ヘーラ。 そんなことを知ってか知らずか下界の人々は、 王者ゼウスと女神ヘーラを理想的な夫婦としてこの上なく尊敬し、 幸せなふたりの結婚に少しでもあやかりたいものと、 ヘーラを結婚の守護神として崇めました。 王妃となってからのヘーラはよりいっそう美しい女神となり、 気品ある物腰には自信と余裕がそなわって崇拝者はますばかり。 そんな中執拗な誘惑もあとを断ちません。 しかし、婚姻の絆による縁を大切に思うヘーラは、 夫の不実を知りながら自らは夫を裏切ることは1度もなく、 貞節な妻の鏡としても仰がれるようになったそうです。 星座神話は季節の星空から各星座ページをご覧下さい
|
