おおかみ座は
ケンタウルス座
のすぐ東にある、多数の小さな星が集まってできた星座です。地平線ぎりぎりにあるので、もっとも見やすい7月頃でも星座の下1/3は地平線下に沈んでしまいます。資料によっては南天の星座とするものもあります。
当時のギリシアでは、単に「セリオン(野獣)」と呼ばれていました。星図では、ケンタウスル座につかまれていたり、ケンタウルス座の持つ槍に貫かれている姿で描かれることもあります。このようなことから、狼座はケンタウルス座の一部と見られたり、
ケンタウルスが神々に捧げる供物の動物として見られ、「ホスティア(犠牲)」「ヴィクティマ・ケンタウリ(ケンタウルスの犠牲)」という名で呼ばれることもありました。
また、この星座の東にある 祭壇座(南天)
は、ケンタウルスが捕らえた獲物である狼を生け贄に捧げる祭壇だとする説もあります。
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