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ギリシア神話 / 各国の伝説など / この星座の固有名のある星について


オリオン座

【学名】 Orion 【略符】 Ori
【英名】 Orion, the Hunter
【日本名】 オリオン
【面積】 594.12平方度
【20時子午線通過】 2月5日
 オリオン座は、数ある星座の中でも北斗七星と並んで、もっともなじみ深く、 冬の夜空を見上げてまず目につく星座で、もっとも明るく、均斉のとれた美しい星座です。
 ちょうど狩人オリオンの真ん中に位置する3つの星を 『三つ星』 や、『orion's belt』 と呼び、 その三つ星の下(上の写真でピンク色に写っているオリオン大星雲のあたり)に、 縦にならぶ3つの星は 『小三つ星』 と呼ばれています。

 この星座には話題の天体も数多く、オリオン大星雲で知られるM42や、馬頭星雲をはじめ、多くの星雲星団があります。(下-写真参照) 他にも、三つ星の東側を取りかこむように広がっている巨大なガス星雲 『Barnard's loop(バーナード・ループ)』 と呼ばれるものもあり、これは今から200万年ほど前にM42の中で起きた超新星爆発の名ごりと考えられています。
 また、オリオンの右肩で赤く輝く1等星のベテルギウスと、対照的な白色の0.1等星リゲルなど、 日本でも、ベテルギウスを 『平家星』 リゲルを 『源氏星』 と呼ばれていたことなどが知られています。
(固有名参照)
 そして、このベテルギウスと、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンとを結ぶと、 冬の空に巨大な正三角形 『冬の大三角形』 ができあがります。



冬の大三角形
冬の大三角形

ベテルギウス
ベテルギウス



リゲル
リゲル
NGC1981
NGC1981

オリオン大星雲のすぐ上にある散開星団。


m42
オリオン大星雲 M42

『orion's belt』と呼ばれている三ツ星の下にある、縦に並んだ小三ツ星の所に見えるピンク色が、このオリオン大星雲。


orion's monster
M42-zoom

左のM42オリオン大星雲を3倍に拡大した様子で、通称『orion's monster(オリオンの怪物)』や、 『fish mouth(魚の口)』 と呼ばれる場所。中心部にトラペジウムが見えます(左の写真)。

トラペジウム
M42 トラペジウム

オリオン大星雲の中心部で、星の生れる場所。中ほどに見える4つの星は生れたばかりの星々です。



馬頭星雲エリア
B-33 馬頭星雲エリア

これも、三ツ星の一番左の星のすぐ下に位置し、馬の頭の形をした暗黒星雲のある、馬頭星雲エリア。

NGC1977
NGC1977

これも、オリオン大星雲のすぐ上にある散光星雲。


NGC2024
NGC2024

三ツ星のすぐ左側にある散光星雲。写真右側の星が、三ツ星の一番左の星です。

NGC2023
NGC2023

上の馬頭星雲エリアの左下に写っている散光星雲です。
IC2162
IC2162

オリオンのこん棒を振り上げた手のあたりに位置する散光星雲です。
m78
M78

ウルトラの星で有名なM78星雲。三ツ星の斜め左上にあります。


+- 写真は天体写真家北原勇次さん撮影 -+




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