space > 冬の星座 > おうし座


おうし座のギリシア神話 / プレアデス星団のギリシア神話

各国の神話,名称 / プレアデスの両手 / おうし座の固有名のある星について


おうし座

【学名】 Taurus 【略符】 Tau
【英名】 the Bull
【日本名】 おうし(牡牛)
【面積】 797.25平方度
【20時子午線通過】 1月24日

 おうし座は、冬の天頂付近の空に見られる星座で黄道12星座です。星座としては非常に古い歴史をもつ星座で、各国に多くの神話や伝説が残されています。 これは、今から4000年ほど前には春分点がこの星座にあったことから、古代の人々に重要視されたものと考えられています。

 この星座には、日本では「すばる星」として有名な『プレアデス星団』と、 1等星アルデバランを中心とした、上の星座写真で>の形をつくる『ヒアデス星団』、牡牛座の角の先、ζ(ゼータ)星のすぐそばにある「カニ星雲M1」などがあります。(下-写真参照)

 ギリシア神話では、「プレアデス」はアトラスとプレイオネの間に生まれた娘達で、 月の女神アルテミスの侍女だった姉妹は、オリオンに追われ鳩になって天へ逃れて行ったと言われます。
(プレアデスのギリシア神話参照) 「ヒアデス」はアトラスとアエトラの間に生まれた7人の娘達で、 兄ヒュアスが猪に襲われ殺されたのを悲しんで星になったといわれています。(ヒアデスのギリシア神話参照) また、ギリシア神話の中で、この2組の姉妹たちは異母姉妹にあたります。

また、アラビアにはプレアデス星団を中心とした 『プレアデスの両手』 と呼ばれる、およそ天球の半分の天域で見る星列があります。

・伝説や固有名などについては以下のページを参照して下さい。
おうし座のギリシア神話 / プレアデス星団のギリシア神話
各国の神話,名称 / プレアデスの両手 / おうし座の固有名のある星について




α星アルデバラン



プレアデス星団(M45)

日本では『すばる』という呼び名で親しまれてきた散開星団で、ふつうの視力の人でも肉眼で6〜7個の星が見えますし、 双眼鏡では60〜70個、大口径双眼鏡では約140個もの恒星の集まりであることが確認できます。距離は約410光年、青白く輝く高温で若い恒星の集まりです。






M1 カニ星雲

1054年に出現した超新星の残骸で、おうし座超新星の当時の記録が中国や日本などに残されています。 距離は約6500光年、大望遠鏡で見るとカニの足のように見えることから「かに星雲」と呼ばれます。 M1の元となった中性子星(16等)から、約30分の1秒ごとに電波やX線が放射されていて、かにパルサーとして有名です。

ヒアデス星団(Mel.25)

おうしの顔にあたる、V型に見える星の並びが「散開星団Mel.25 ヒアデス星団」です。 距離が約145光年と太陽系にもっとも近い星団なので、 100個程度の星々が約5度の広い領域にちらばってみえます。






プレアデス星団 メローぺ(NGC1435)

プレアデス星団の中に青白く輝く反射星雲です。若いプレアデス星団が誕生したときの、星間ダストの残りが星団を取り巻いていて、これが青く輝いて見えるものです。


+- 写真は天体写真家北原勇次さん撮影 -+





speceへ戻ります





+- Yumi's Room Top -+
What's new / Link / BBS / Diary / Profile
+ Main Contents + / Space / NightSky / Christmas / Dream

リンクとご利用について